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自由論題報告とレクチャーコンサートの配信について

コロナウィルス感染拡大により中止した第42回大会の代替として、同大会で予定されていた自由論題報告とレクチャーコンサートを、以下の通り日本18世紀学会公式YouTubeチャンネルで配信します。

 

(1)自由論題報告

「アメリカ啓蒙と陰謀論」

報告者:上村剛(日本学術振興会特別研究員 PD/法政大学)

代表質問者:中澤信彦(関西大学)

 

配信期間:2020年6月27日(土)14時から同年7月5日(日)24時まで

公開範囲:本学会会員に限定(詳細は会員向けメーリングリストでお知らせします)

 

※通常の大会では司会者がつきますが、今回はそれができないので、代表質問者を立てることにしました。お引き受けいただいた中澤信彦会員には、この場を借りて御礼申し上げます。

 

 

(2)レクチャーコンサート

「ヘンデルにおけるオペラの舞台空間と演技」

レクチャー:原 雅已(はら まさみ)

ソプラノ:民秋 理(たみあき みち)

メッツォ ソプラノ:横町 あゆみ(よこまち あゆみ)

ヴァイオリン:大西 律子(おおにし りつこ)

チェンバロ:伊藤 明子(いとう あきこ)

コーディネーター:辻 昌宏(つじ まさひろ) 明治大学・日本18世紀学会会員

 

配信期間:2020年6月27日(土)15時から無期限

公開範囲:本学会会員に限定せず、一般公開

 

こちらからご視聴いただけます。

第42回大会の中止について

代表幹事 逸見 龍生 

 

 新型コロナウィルスの世界的拡大にともない、明治大学で予定されていた日本18世紀学会第42回大会を中止することにいたしました。大会開催に向けて尽力されていた奥香織会員、辻昌宏会員、折方のぞみ会員ら同大学の大会準備委員のみなさまには、最後の段階まで安全な大会開催のための可能性を探っていただきましたが、残念ながら、現地での集いは断念することに至りました。

 しかし、プログラムのすべてを放棄したというわけではありません。大会校、常任幹事と長くくりかえし討議を重ねながら、私たちは対面式に代わる方法を模索しました。共通論題、自由論題発表、レクチャーコンサートについて、それぞれ以下に記載する方法で代替いたします。どうか皆さまのご理解をたまわりたく、何とぞよろしくお願い申し上げます。

 今回、Youtubeによる動画発信の形でこのレクチャーコンサートを続けることについては、特にひとこと述べておきたく思います。

 年次大会でのレクチャーコンサートの催行は、学会員の皆さまがよくご存知のように本学会に独自の慣行です。大会ごとに演奏会や舞台芸術の公演を催し、しかもそれを途切れることなく毎年継承してきたのは、学術団体の全国大会としては誇るにたる伝統なのではないでしょうか。しかし、ディド ロ『ラモーの甥』の冒頭を思い起こすまでもなく、18世紀とは、地方アカデミーのような民間学術団体とともに、カフェやサロンがひろく公衆に開かれ、広場や劇場、オペラ、コンサートホール、ギャラリー、遊戯場に人びとが集った時代です。共通の趣味や美への愛好を語るという今日に続く市民的な結合の実践が、おそらく稠密な重層性をともなって初めて国際的に出現した時代でした。18世紀という時代を多元的に見渡そうと本会を創設した私たちの先達の会員は、市民に開かれた芸術・文化・学芸の公共性の象徴を、レクチャーコンサートという催事のうちに捉えてきたものと私たちは考えています。この灯を消しては断じてなるまい。その思いで、今回はこうしたかたちでの実現を考えました。

 それはまた、芸術家に対する支援の姿勢を、学会として明らかにする責務をもいま切迫感をもって抱きつつあるからともいえましょう。Social Distancingという言葉が生命維持のための必須の行動指針として定着しつつある現在、私たちはふたたびSociabilitéの危機に襲われているように思われます。「ふたたび」とここでいうのは、「国難」というスローガンのもと、同じ危機がこれまでも何度も歴史のうちで繰り返されてきたからです。そして今回もやはり、演奏家、演劇人、美術家、舞台芸術や芸能、映画館、料理店やカフェなど、公衆の集いを促し、支えてきた社会的空間の担い手たちが、文字どおりそのプレゼンスを根こそぎ奪われようとしているかのようです。

 こうしたなかでなにが私たちに可能なのでしょうか。直接にコンサート会場で演奏家の皆さまに出会い、原音をライブで聴くことはいまの状況ではたしかに難しい。しかし、その演奏を学会員ならびに市民に動画を通じて公開・配信し、アーティストのみなさんの創造の現場を社会に向けてあらたにお伝えすることができるならば、それは思想史や文学、芸術学などの学問文化と芸術文化のあたらしい架橋となれるのではないか。私たちはそのように考えました。いまの時代に、そうした連帯の機会があれば、これをひとつひとつ逸することなく実現することほど、重要なことはないと信じるからで す。

 日本18世紀学会は、さまざまな学知と文化の連帯と架橋、交流の場でありたいと願っております。このたびの試みが、その場の実現のための一助となれば、これほど嬉しいことはありません。

第42回大会の代替措置について

今年度の第42回大会は、2020年6月27日(土)、28日(日)に明治大学(駿河台キャンパス)で開かれる予定でしたが、実地での開催を中止いたしました。しかし、発表者、提題者、関係者と協議し、幹事会として適切な方法を検討した結果、予定されていたプログラムの一部を会員に提供することにいたします。

詳しくはこちらの文書「第42回大会の代替措置について」をご覧ください(PDFが開きます)。

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